墨田区にて開業
―医院成功塾に依頼を決めた理由はなぜですか?
墨田区で開業場所を捜していたら、現在開院したビルでクリニックモールを作る計画があり小児科を募集していることを知りました。土地勘もあったので、この辺で小児科医が不足していることもすぐわかったので、場所は即決しました。そのモールをプロデュースしているのが、日本医療ビジネス株式会社(医院成功塾)さんだったので連絡をとりました。
―医院成功塾を選んだ決め手はありますか?
場所が良かったことはもちろんありますが、初村さんと話をさせてもらって信頼できる人だと思ったことが一番でしょうか。やはり人間同士なので、会った時の印象やその後のやりとりなど、僕が信頼できると感じたことが一番大きいでしょうか。
―医院成功塾に頼んでよかったことはありますか?
開業するまでの道筋が非常にクリアになりました。
開業はおそらく医者にとって一生に一回だと思います。開業に関する本などを読んでみましたが、実際にやったことないのであまり頭に入ってこず、何が重要なのか今ひとつわかりませんでした。初村さんと話すことで、開院日を決めてそこから逆算して、ここまでに何をして、そのためには何をするか明確にしてもらえたことが大変良かったです。
―開業日までのタイムフローですね?
そうです。今にして思えば開業前にやることは決まっているのですが、開業前は自分も余裕がないので、的確にアドバイスもらえるのが非常にありがたかったです。勤務医を続けながら、あの日程をこなすのはなかなか大変でしたが、今思い出すと非常に充実していた時間だった気がします。
―開業を決意した理由は何でしょうか?
墨田区の小児医療を充実させたい、もっと地域に密着した小児医療したいというのが一番の開業理由です。あと外来診療が好きというのもあります。
―墨田区を選ばれた理由というのは?
15年以上住んでいて愛着があること、6年近く地元の同愛記念病院で勤務しており地域医療の現状も把握できていること、墨田区の開業小児科専門医が少ないことなどです。
―開業する際の悩みはありましたか?
やはり勤務医なので、退職のことをどうするかです。
退職することで、今診ている患者さんがどうなるか、院内の小児科医自体の数が少ないので辞めることで残る先生に迷惑をかけてしまうかなどを考え、上司に言うタイミングは悩みました。
勤務先の病院の事と同時に、新しく開業する医院のことも同時に考えないといけないのが大変でした。
開業といっても勤務医では何をどうしてよいか全く見通しが立ちませんでした。
―実際開業してみての状況はいかがですか?
医療行為自体は、開業前にイメージしていたのとそんなに大きく変わりません。
自分のしたい医療が自分の責任でできるので、毎日充実した気持ちで外来が出来ています。ただ代わりが利かないので、自分の体調には気をつけるようになりました。今のところ、予定外休診は一度もありません。
開業して一番大変に感じたのは、経営関係でしょうか。レセプト、日々のお金の計算、銀行への支払い、医薬品卸会社さんへの対応、人事対応など、これらは全て初めてなので面食らいました。初村さんに色々アドバイスをもらいながらどうにかこなしています。
―医療行為に関しては勤務医時代とあまり変わらないですか?
入院診療がないのが大きな違いです。病院では病棟業務や検査も外来業務とともに大きな柱になっていますが、開業医は外来のみが業務になるので、そこが大きな違いでしょうか。子供とその家族を診るのが大好きで小児科医になっているので、医療行為自体は開業しても楽しいです。開業医なので病院みたいに遠くから来院される患者さんはあまりいないので、地域密着で診療できるのは僕にはあっているのかもしれません。「今、あの保育園ではあれが流行しだしぞ」みたいなことは開業小児科医ならではかもしれません。
お子さんが小児科デビューするのは、ワクチン開始の2ヶ月が多いのですが、そのお子さんを継続してずっと診ていけるのはとても楽しいです。1年ちょっとたてば歩き出して、2年もたてば僕のことを「ぶたサン」と言ってくれますから。小児科医にとって子供の成長を間近で実感できるのは一番うれしいところです。
―開業してよかったことは何でしょう?
自分のやりたい診療が自分の責任でできることですかね。
病院だとどうしても、同僚や上司と意見をある程度すり合わせないといけないですから。
意見を戦わせることで勉強になることもたくさんありましたが、どうしても自分がやってみたいことというのもありましたから。そこが、できることですかね。当然、責任も大きくなりますが・・・・。
―開業を考えている方に一言お願いします。
自分がどんな医療をしたいのかよく考えれば、自ずと進んでいくのではないでしょうか。
医者だから自分のやりたい医療があるでしょうから、それをまず明確にすることが重要だと思います。
自分のやりたい医療が開業しないとできないことなのか、逆に病院でやるべきことなのかを客観的に考えることでしょうか。必ずしも開業ありきではないのではないでしょうか。
僕だったら墨田区の小児地域医療を良くするという大きな目標があって、そのためには開業するほうが良いと判断して開業を決意しました。
開業する目的をしっかり持つことが一番大切ではないでしょうか。
ただ開業を決めたら、やはり一人で進めていくのは難しいと思います。とくに医者は世間知らずですから・・・。
開業を進めていくパートナーが必要だと思います。
僕の場合は、初村さんに会えてラッキーでした。
―今後挑戦してみたいことはありますか?
勉強会や親の会などを計画しています。今の親御さんは、ネットなどの情報に振り回されて不安だけが増えてしまい育児に自信を持てない人が多いように思います。外来が混んできて、なかなかそういう不安をとるだけの説明ができなくなってきている気がしています。そのあたりを改善できないか考えています。
またアレルギーを専門にしているので、喘息や食物アレルギー・アトピー性皮膚炎などの話をできたらと思っています。あと患者さんは、診療中にちょっと聞きたいことなどあるようなのですが、診療中は気を使って話せないこともあるようです。そのようなことも気軽に話してもらえるような会を開けないかなどと考えています。
イメージはたくさん湧くので、とりあえず冬の繁忙期をどう乗り切っていくかを現実的に考えていきたいですね。
―今後医院成功塾に望むことはありますか?
レスポンスもいつも速いですから。
相談したら、すぐ返答しくれて一緒に考えてくれますし。
遠いところ、わざわざ来てくれて相談にのってくれるので、大変感謝しています。
いつもありがとうございます。
―こちらこそありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。